
やってみる。
できない。
またやってみる。

試行錯誤の連続
けれど、その先にしか答えはない
田村 博康
研究開発担当
日本酒との出会いは、大学3年生の時に受講した「醸造学概論」でした。酒蔵を見学する授業があるんですが、最後にお酒を飲めるので、なんていい授業なんだ!と思ったんです。大学4年生になり、研究室に配属されると卒業論文作成のための研究が始まります。研究のために、実験室に19時か20時ころまでいると、先輩に飲みに誘われる。いきつけの居酒屋では、飲んだとっくりが10本いくと赤くなるんですが、それを何本出せるのかをみんなで競ったりもしました。若かったんでしょう(笑)。でも、この大学3、4年生の経験から、お酒ってこんなにおいしくて楽しいものなんだと、だんだんとその魅力にとりつかれて、その後、朝日酒造で働くことに決めたんです。あの体験があるからいまの自分があると思うと、先輩たちと深酒するのも悪くなかったのかもしれませんね。
研究開発の仕事は、仮説を元に実験を繰り返し、目指す味を定める仕事です。今回の「継」の開発も担当させていただきました。最初はもちろん、試行錯誤の連続です。まずわかりやすい味のお酒を造ってみたんですが、これはちょっと違うと思ったんです。いままで私たちが目指してきたものは、最高の淡麗辛口だ。だったら、これまでの朝日酒造の淡麗、そして新潟淡麗を超えるお酒を造りたいと、そう思いなおしたんです。もっときれいに、もっと軽くしていくにはどうすればいいか、実験を繰り返し、追い求めました。飲み込んだときにはすっと入り、残らない。けれど、もう一口、もう一口と、あとをひくように飲みたくなる、そんなお酒はできないだろうかと。今回の「継」は、飲むたびに、こんな甘みがあったんだ、こんな酸味があったんだと、少しずつその深さをひもといていけるような、そんな存在感のある味が表現できたと思っています。
日本酒との出会いは、大学3年生の時に受講した「醸造学概論」でした。酒蔵を見学する授業があるんですが、最後にお酒を飲めるので、なんていい授業なんだ!と思ったんです。大学4年生になり、研究室に配属されると卒業論文作成のための研究が始まります。研究のために、実験室に19時か20時ころまでいると、先輩に飲みに誘われる。いきつけの居酒屋では、飲んだとっくりが10本いくと赤くなるんですが、それを何本出せるのかをみんなで競ったりもしました。若かったんでしょう(笑)。でも、この大学3、4年生の経験から、お酒ってこんなにおいしくて楽しいものなんだと、だんだんとその魅力にとりつかれて、その後、朝日酒造で働くことに決めたんです。あの体験があるからいまの自分があると思うと、先輩たちと深酒するのも悪くなかったのかもしれませんね。
研究開発の仕事は、仮説を元に実験を繰り返し、目指す味を定める仕事です。今回の「継」の開発も担当させていただきました。最初はもちろん、試行錯誤の連続です。まずわかりやすい味のお酒を造ってみたんですが、これはちょっと違うと思ったんです。いままで私たちが目指してきたものは、最高の淡麗辛口だ。だったら、これまでの朝日酒造の淡麗、そして新潟淡麗を超えるお酒を造りたいと、そう思いなおしたんです。もっときれいに、もっと軽くしていくにはどうすればいいか、実験を繰り返し、追い求めました。飲み込んだときにはすっと入り、残らない。けれど、もう一口、もう一口と、あとをひくように飲みたくなる、そんなお酒はできないだろうかと。今回の「継」は、飲むたびに、こんな甘みがあったんだ、こんな酸味があったんだと、少しずつその深さをひもといていけるような、そんな存在感のある味が表現できたと思っています。
研究開発の仕事は、仮説を元に実験を繰り返し、目指す味を定める仕事です。今回の「継」の開発も担当させていただきました。最初はもちろん、試行錯誤の連続です。まずわかりやすい味のお酒を造ってみたんですが、これはちょっと違うと思ったんです。いままで私たちが目指してきたものは、最高の淡麗辛口だ。だったら、これまでの朝日酒造の淡麗、そして新潟淡麗を超えるお酒を造りたいと、そう思いなおしたんです。もっときれいに、もっと軽くしていくにはどうすればいいか、実験を繰り返し、追い求めました。飲み込んだときにはすっと入り、残らない。けれど、もう一口、もう一口と、あとをひくように飲みたくなる、そんなお酒はできないだろうかと。今回の「継」は、飲むたびに、こんな甘みがあったんだ、こんな酸味があったんだと、少しずつその深さをひもといていけるような、そんな存在感のある味が表現できたと思っています。

そもそも、なにごともやってみないと気が済まないタイプです。考えることも重要だけれど、それだけではわからない。やってみる。できない。またやってみる。結果が悪くても、その結果をもって次に進んで、もういちどやってみる。
若いひとには、なにごともやらないと結果がでないから、まずはやってみてほしいと思います。私は同僚にいたずらもやってしまいます。いたずらをすると、このひとはこういう反応するんだ!とわかりますしね(笑)。
そもそも、なにごともやってみないと気が済まないタイプです。考えることも重要だけれど、それだけではわからない。やってみる。できない。またやってみる。結果が悪くても、その結果をもって次に進んで、もういちどやってみる。若いひとには、なにごともやらないと結果がでないから、まずはやってみてほしいと思います。私は同僚にいたずらもやってしまいます。いたずらをすると、このひとはこういう反応するんだ!とわかりますしね(笑)。
