最初の仕込みが始まりました。
初日の作業はモト麹(もとこうじ)の洗米。
4日後のモト仕込みに備えて、洗米、浸漬をします。
洗米、浸漬はその米に必要な水分を吸収させることが重要。
少なすぎても、多すぎてもいけません。
米の状態を見極め、最良の状態で蒸すために、失敗は許されません。
張り詰めた緊張感の中で、杜氏の目が厳しくなります。
翌日、浸漬した米は蒸して放冷し、麹室に引き込みます。
モト、添え、仲、留仕込みへと、酒造りのリレーが動き出しました。
来春まで、休むことなく酒造りは続きます。
いよいよ「蒸し」が酒蔵から上がります。

最初の新米が玄米棟に入荷しました。
地元の契約栽培グループから、次々と新米が運びこまれています。
一袋一袋の重みを確かめるように玄米袋を開け張り込みの準備に入ります。
新米は分析、計量を経て精米タンクに移されます。
高性能の精米機で時間をかけて精米し、白米へと姿をかえます。
精米された白米は一定の期間を置き(枯らし)、洗米の工程に入ります。
「今年も酒造りがはじまる」
一粒一粒の米を見入る度に、緊張感も一層高まります。
精米は、表舞台に出る事が少ない工程。
しかし、酒造工程では縁の下を支える大切な工程。
お客様にお喜び頂ける姿を思い描きながら、決して慢心せず、
謙虚な姿勢で米を磨きます。
この日に入荷したのは収穫したばかり酒造好適米「五百万石」。
「ゆく年くる年」の原料米となります。
→万感の想いを込めて ゆく年くる年
